SMAPが発起人になった「公益財団法人 東日本大震災復興支援財団」関連の情報まとめ
象徴的なのは、毎週番組のエンディングでメンバー5人が並び、復興の支援金を呼びかけるシーンだろう。この映像は、5人がそろう歌収録があるたびに新しく撮り直し、1月の騒動後も、継続的に収録している。震災発生から5年半がたった今も、こうした取り組みを続けている番組は、もちろん『スマスマ(SMAP×SMAP)』だけだ。
SMAPが呼びかける支援金を受け付ける「公益財団法人 東日本大震災復興支援財団」によると、番組での呼びかけによって寄付金額にどれほどの影響が出ているかは、集計できないという。
[2016/09/05]
SMAP被災地支援への思い…現在も呼びかける支援金の財団は「活躍を祈念」 | マイナビニュース
【2011年7月25日】
「公益財団法人 東日本大震災復興支援財団」事業説明会
事業説明会の様子。
- 発起人挨拶
SMAPを代表して、今日、一人でまいりました、SMAPの中居正広です。
今回このような形で、SMAPが発起人として、うちの会社としては、マーチングJとかジャニーズの野球大会とかで、その収益を義援金としてやらさせていただいてるという形は、今まで通り、続けていきます。グループとしても、SMAPとしても、他のジャニーズのタレントとしても、呼びかけも、活動させていただいておりますが、それでも、もっともっとやらなければならないという意識というのは、日、増すごとに、増えてるんじゃないかなとも思っております。
(中略)
この日を境にですね、やっぱり、意識を持ち続けることと、関心を示し続けることって言うのが、非常に大事なんじゃないかなとも思っております。この財団をきっかけにですね、ますます、今後がやっぱり、大事なんじゃないかなあとも思っております。ぜひとも皆さんにご協力をして頂きたいと思います。
(後略)
- 質疑応答
僕らSMAPはですね、今までは表立って支援活動だとか、公の中で呼びかけるとか、今まで経験がなかったことなんですけども、今回の震災、こういう支援活動をするということは、勇気が凄くいることで、なんか、偽善じゃないかだとか、いろんなやっぱり覚悟を持ったうえで、こういう支援活動を、また改めて、今日きっかけにしなければならないんじゃないかなあと、思っております。そういうことをね、あの、周りの評価とかを考えてる場合ではないんじゃないか、そういう事態ではないんじゃないかなって言うのは、僕はもちろん、SMAPのメンバーも、感じていることだと思います。
(後略)
僕自身も、被災地の方には、4回、5回いかさせていただきまして、行ってですね、あの、炊き出しをしたりだとか、これもあんまり公にしたことがないので、ジャニーズ事務所に内緒に行ったもんでして、あんまり言うと、怒られると思うんですけども。
でも、行くことによって、感じることって言うのが、毎回ありまして、何がホントに必要なのか、何が一番、困ってるかっていうことを、各方々からいろいろお話を伺ったりもしますし、そうすると、やっぱり自分の心も、動かされます。
(中略)
まだまだ自分もやらなければならないことは、自分で探さなければ、待ってても、誰も指示してくれないこともありますから、自分で探さなければならないんじゃないかなと思います。
(中略)
ですから、今後もやっぱり、先ほども申しあげたように、意識し続けることって言うんですかね、孫さん、王さんがこうやって呼びかけることによって、また誰かの心が動き、そして、僕がこういう事、こういう活動をすることで、誰かがまた心が動いてくれることをですね、少しでも、願っております。
【2012年3月8日】
「公益財団法人 東日本大震災復興支援財団」活動報告会
活動報告会の様子。
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- 発起人挨拶の部分。
今日お呼びいただきまして、参加させていただきます。木村拓哉です。よろしくお願いします。
去年3月11日に震災がありまして、本当に自分以外の、逆に自分が出来ない事を沢山の人達が実際被災地に入られて活動しているのを耳にしたり、目にしたりしてきましたのでこういった財団の発起人の一人として、我々SMAPというグループが存在できる事をすごく光栄に思っております。今日はよろしくお願いします。
(中略)
まだ1年という短い時間しかたってない。被災地、被災者という言葉がもちいられてしまう。今後、出来るだけ早く、復興地、復興者のみなんさんというように、僕ら、財団の方からも、思える、言える、表現できるような状況になっていただきたい。
いろんな、人にはそれぞれ役割がきっとあると思う。財団としての役割もあるかもしれないが、ホントにみなさん、ひとりひとり同じ国に居る、自分の役割りを考えて、これから先も、生活して行ってほしい。僕もそうしますので。ぜひよろしくお願いします。 -
トークセッション
やるやらないを言ったら、やった方が絶対に良いんです。でも、その行動することによって、人それぞれの意見というものがありますから、やっている本人たち、自分たちは信念、強い志があったとしても、周りの人達と、その信念とか志を共有できないと、やっぱり、その、なんかね、陰口が飛んで気が散ったり、のような事もあったりするんですけど。
昨日ちょうど福島に番組の収録を兼ねていかせてもらったんですけれども、実際の現場を自分の目で見て、実際に現地にいられる人たちと目を合わせて会話をする事によって感じる事って、やっぱり、絶対にあると思いますし、そういう思いをすると、なんですかね、支援をするっていう行動も大切だと思うんですけど、その・・・「忘れない」というか、起きた事実を、「頑張ろう」とか言葉を投げかけるだけではなくて、投げかける以前に、本当に忘れちゃいけないっていう部分が大きくあると思いますし。
≪2012年3月12日放送の『SMAP×SMAP』で福島県立二本松市浪江町立浪江中学校に訪問した時の動画が流れる≫
自分が出来る活動として、たまたまコマーシャルで宝くじのコマーシャルに参加させてもらっているんですけど、お話しを頂いた時に、もう、お話しの最初に復興支援にも充てられるという、キーワードを聞いた瞬間に是非やらせて下さいという、状況になったので、自分にできる形というのを本当に探しながら自分にできる事を今後も続けていきたいなと思っていますけれども。(中略)
ぼくは普段はテレビという媒体で、活動させていただく事が多いんですけれども、本当に考えなきゃいけないなぁって。ちょうどあと3日で、一年というこの時期に、もっと報じるべきことはあるんじゃないかなっていう…テレビの中で全く違う事が報じられていたりとか、でも、それはきっと、「見る人と需要と供給があるから、そういう番組内容になってしまうんだろうな」とは思うんですけど。こういう財団とか、ロックバンドではないんですけど、俺らの事を分かってくれる人だけが分かってくれればいいんだっていう事でもないじゃないですか。やっぱり、出来る事ならみなさんにさすれないでほしいなという事の目印として、この財団が存在すれば、良いんじゃないかなというふうにはものすごく思いますね。
(後略) - 質疑応答
(前略)
もうひとつSMAPとしてなんですが、時間とともに、テレビの内容が元に戻りつつある、復興されてきたということかもしれないけど、それによって、事実、過去の事実が、番組の空気だけで終わってしまうのではなく、忘れないというモチベーションが保てるのであればと、スタッフとも話し合って、合意の上で、僕たちがやらしてもらってる、17年目になるんですけど、SMAP×SMAPというフジテレビで放送されてる番組の中では、毎回、義援金の告知というものを、スマスマの中ではゼッタイに失くさないようにして行こうということで、継続させてもらってます。
10日、NHKさんの番組、このあと、現場、リハがある。僕たちの、SMAPとしてのパフォーマンスは、微力だとは思うけど、僕らがパフォーマンスすることによって、少しでも笑顔になってもらえたりとか、明日への活力になっていただけるんだったら、という気持ちはどこか持ったうえで、みんな活動してると思いますし。
めちゃくちゃ司会が上手いやつも、きっと、そういう頭があるうえで、いろんな番組に携わってると思いますし。きっと、それぞれ、集っちゃうと、どうしてもなんか、他人任せになりがちな、うちのチームなんですが、1人1人になった時の力はものすごくあるので。
(中略)
自分たちもたまたまソフトバンクさんのキャンペーンをさせていただいているので、いろんな事を、本当にドラマだったりとか、映画だったりとかCMだったりとかで、
自分たちがかかわれる事で何か出来るのであれば、常にどこかモチベーションの一つとして持ったまま、それを維持したまま今後も続けていければなと思っています。
(後略)
【2012年05月10日】
4月7日(土)にテレビ朝日にて放送されました「SMAPがんばりますっ!!」の「24時間でいくつものアルバイトをかけもちする男」のコーナーで、財団発起人であるSMAP木村拓哉さんが得た、アルバイトの収入を当財団にご寄付頂きました。
頂いたご寄付は、今後の被災地の子ども達の支援の一部として、大切に使わせていただきます。
【2013年01月17日】
SMAP SHOP様より133,306円のご寄付いただきました。
このご寄付は、2012年12月5日(水)~2013年1月6日(日)の期間限定でakasaka SacasにオープンしていたSMAP SHOPにご来店頂いたお客様からの募金によるものです。
ご寄付をいただきありがとうございました。いただいた寄附金は、全額、東北被災地の子ども達の支援のため、大切に活用させて頂きます。
【2014年3月5日】
記者発表会での中居正広氏のコメントを引用。
「東日本大震災では、まだ元の生活に戻れない方が約8万人いらっしゃるそうです。僕らがこうして呼びかけることは微力かもしれませんが、少しでも関心を持ってもらえればと思います。そして『かざして募金』を利用された方には、ぜひ『こんな募金があるよ』ということを広めてもらい、みんなで輪になることが大事だと思います」
【2016年4月18日】
「SMAP×SMAP」で「平成28年熊本地震」の声かけが始まる。
東日本大震災支援金のお願い。熊本地震で被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げますというテロップ表示がされ、サザエさん募金の口座が伝えられた。
【2016年6月6日】